【人権侵害タイムライン】2024年4月21日~5月18日

【写真】(左から)政治囚デラ・ペーニャ(85歳),タラ,ラリオサ,グソン/via 12 years in prison, political prisoner wants freedom on his 85th birthday, Bulatlat, April 25, 2024., Cavite student activist decries harassment, Bulatlat, May 10, 2024., Eyewitnesses say military involved in abducting labor organizer, Bulatlat, May 14, 2024., Red-tagged NegOcc student leader remains resolute amid state harassment, Paghimutad - Negros Island People's Alternative Media, May 16, 2024.

労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。


政治囚の支援団体Kapatidのスポークスパーソン フィデス・リムは、フィリピンにおける最高齢の政治囚デラ・ペーニャ(85歳)を即座に釈放すべきであると表明。恩赦仮釈放委員会(BPP)が3月11日に、ペーニャの刑期を12年に短縮する減刑勧告を出したため、ペーニャの誕生日である2024年4月23日の時点ですでに刑期は終了しているはずなのである。

ペーニャは、ビコール州出身の農民で、マルコス父時代の戒厳令下、1982年にも拘束されている。勾留中に、地方選挙に出馬し、バランガイ・キャプテンに当選した。また、政治囚支援団体SELDAの創設メンバーの一人で、北カマリネス州支部の議長を務めたこともある。

2013年3月21日、ペーニャは北カマリネス州で第49歩兵大隊に殺人容疑で逮捕された。そして、2023年12月12日、殺人罪で有罪判決を受け、20年から40年の懲役を言い渡された。

12 years in prison, political prisoner wants freedom on his 85th birthday, Bulatlat, April 25, 2024.


最高裁は、活動家レイナ・メイ・ナシノとその他2人に対して発行された2020年の捜査令状を無効とする、控訴裁判所の判決を支持した。

ナシノらは、2019年11月5日に銃器と爆発物不要所持の容疑で逮捕された。3人は、警察が証拠を仕組んだと反論した。当時、ナシノは妊娠しており、勾留中に拘置所で出産した。

子どもはナシノから引き離され拘置所外で養育されていたが、死亡した。ナシノが最愛の子どもに別れを告げるために与えられた時間は、わずか6時間だった。

SC sides with Reina Mae Nasino, upholds voiding of their search warrants, Rappler, April 26, 2024.


ケソン州の2人の人権活動家が、2012年テロ資金供与防止・鎮圧法第8条違反で起訴された。

2人は2023年7月に政治囚を訪問した際に食料品を手渡したが、国軍は訴状において、これが 「テロリズムへの資金提供 」にあたると主張している。

Quezon rights defenders charged with terrorism financing, BULATLAT, April 27, 2024.


武装した企業の警備員による脅しにもかかわらず、カビテ州シラン町タルタリア村の農民団体メンバーらは、土地の権利を主張し続けて抗議活動している。同地における土地紛争は、4月16日から加熱している。

農民団体によると、警備員は不動産コングロマリットのアヤラ・ランド社と共謀するエミリオ・「オランジェ」・アギナルド4世率いるアギナルド一族に雇われている。

Tartaria farmers defend community despite assaults, arson from armed security, Bulatlat, April 27, 2024.


パッシグ地方裁判所158支部のマヌエル・ジェラルド・トマクルス裁判長は、運輸グループ代表に対する逮捕状を発行した。提起された2件のサイバー名誉毀損罪について、保釈金をそれぞれ1万ペソとした。

Court orders arrest of Manibela head Mar Valbuena over cyber libel charges, Rappler, April 30, 2024.


マニラのアメリカ大使館付近で抗議行動が行われ、6人の抗議者が警察に逮捕された。

6 arrested at the labor day protest, Bulatlat, May 1, 2024.


左派系パーティリスト政党連合のマカバヤン・ブロックの議員らが、フィリピン国家警察に対し、マニラの米国大使館付近でのメーデーの集会中に逮捕された6人の活動家を釈放するよう要請した。

Lawmakers call on PNP to release 6 activists arrested on Labor Day, Philstar.com, May 2, 2024.


左派系パーティリスト政党連合のマカバヤン・ブロックは、ヌエバ・エシハ州カランランに駐屯する国軍第7歩兵師団第84歩兵大隊の兵士らが提出した訴状について、根拠がないと非難した。

兵士らは、同連合のナタナエル・サンティアゴ事務局長ら33人の活動家と人権活動家に対しテロの容疑をかけている。

Makabayan bloc slams terror law charges vs 34 activists, Philstar.com, May 3, 2024.


反テロ法違反で起訴されたパーティリスト政党「バヤン・ムナ」および左派系パーティリスト政党連合のマカバヤン・ブロックのナタナエル・サンティアゴ事務局長、開発援助ワーカーのロサリオ・ブレンダ・ゴンザレス、教会の信徒労働者のアナササ・サン・ガブリエル、アナクパウィス選挙部長兼元事務局長のセルヴィリャノ・ルナ・ジュニアらが、反宣誓供述書を提出した。

Meet the 4 activists charged with anti-terror law, BULATLAT, May 3, 2024.
Makabayan officer, activists push back vs anti-terror law complaint filed by military, Rappler, May 3, 2024.


ブキドノンで行方不明になったベテラン労働者オルグ ウィリアム・ラリオサ(63歳)の家族が、労働組合や人権擁護団体とともに捜索活動を強 化している。

ラリオサは、4月10日以来行方不明になっている。目撃者によると、ラリオサは第48歩兵大隊によって強制的に連行された。

Search for missing labor activist expands in 1st month of disappearance, Bulatlat,May 4, 2024.


地方裁判所(RTC)判事は、放送作家パーシバル ・「パーシー・ラピド 」・マバサ殺害の自称殺し屋 ジョエル・エスコリアルに対し、8年8ヶ月または16年以下の懲役を言い渡した。

Self-confessed gunman in Percy Lapid killing gets up to 16 years in prison, Rappler, May 6, 2024.


政治囚の妻がニュービリビッド刑務所へ夫の面会に行った際、職員によって「身体検査」と称し個室へ連れて行かれ、衣服を全て脱ぐこと、裸のままスクワットすること、性器を自分で広げて見せることなどを指示された。

Degrading prison strip searches shame political prisoners’ wives, Rappler, May 9, 2024.


矯正局(BuCor)は、政治囚の妻らからの苦情を受け、刑務所内でのストリップ検査と腔内検査を一時停止した。

Bureau of Corrections stops strip search policy in prisons amid complaints, Rappler, May 10, 2024.


国際刑事裁判所(ICC)のクリスティナ・コンティ顧問補佐官は、ドゥテルテ前大統領とロナルド・デラ・ロサ上院議員(元国家警察長官)、オスカー・アルバヤルデ元警察長官の3人が、ICCによる進行中の調査において「調査される可能性がある」と述べた。

ICC lawyer: Duterte faces arrest; Bato, Albayalde being probed, Philstar.com May 10, 2024.


人権擁護団体が、カビテ州在住のデ・ラ・サール大学-ダスマリニャス校の学生リーダー パオロ・タラに対するNTF-ELCACのメンバーだと名乗る者らからの嫌がらせと監視の事例を報告した。

Cavite student activist decries harassment, Bulatlat, May 10, 2024.


西ネグロス州タリサイ市在住の学生リーダーでジャーナリスト ローレンス・グゾンが、4月25日以来、国家警察などから脅迫を受けている。

Red-tagged NegOcc student leader remains resolute amid state harassment, Paghimutad – Negros Island People’s Alternative Media, May 16, 2024.

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