労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。
◆2023年12月28日(木)
ICCの判事らは、前ドゥテルテ政権によるドラッグ戦争とドゥテルテがダバオ市長時代に結成したとされるダバオ暗殺部隊の人道上の罪の可能性について捜査再開を指示した。
Yearender: ICC rejects Philippines appeal to stop drug probe, The Philippine Star, December 28, 2023.
◆2024年1月3日(水)
司法省は、ICCの調査官らがすでにフィリピンに入国していると主張される中、同省はまだICCと連絡を取っていないと述べた。
ドゥテルテ前大統領の報道官を務めたハリー・ロケは、SNSなどにおいて、ICC調査官がフィリピンを訪れていると伝えた。一方で、ジーザス・クリスピン・レムリア司法長官は、その信ぴょう性について疑問を呈している。
DOJ says no contact with ICC amid claims of investigators’ entry to PH for drug war probe, CNN Philippines, January 3, 2024.
◆2024年1月3日(水)
フィリピン国軍が、フィリピン共産党軍事部門新人民軍(NPA)にはもはや活動的なゲリラ戦線はないと宣言したことを受け、NTF-ELCACは、全国の弱体化した14のゲリラ戦線の完全な解体を確実にすると述べた。
NTF-Elcac: Gov’t targets dismantling 14 guerrilla fronts, INQUIRER. NET, January 3, 2024.
◆2024年1月4日(木)
弁護士フェルナンド・ペリトと海外出稼ぎ労働者ヨセフ・フォロスエロが、ドゥテルテ政権時代のドラッグ戦争などの調査目的でICC関係者が入国することを阻止するか、あるいは、即刻国外退去させるようカルバヨグ市地方裁判所に請願書を提出した。
Lawyer, OFW file plea before RTC to bar entry, deport ICC probers | Joel R. San Juan, BusinessMirror, January 4, 2024.
◆2024年1月5日(金)
入国管理局は、ICCの調査官がフィリピンに滞在しているとされることについて情報を持っていないと述べた。
BI clueless on ICC presence in PH – Manila Standard, Manila Standard, January 5, 2024.