死亡している活動家にテロ資金供与容疑、最高齢の政治囚釈放、活動家8人への刑事事件訴訟却下など
◆2024年6月27日(木)
第7歩兵師団の広報室長ジムソン・マサンカイ少佐によると、6月26日、第84歩兵大隊はヌエバ・エシハ州パンタバンガンで約20人のフィリピン共産党軍事部門新人民軍(NPA)メンバーと遭遇戦となり、少なくとも7人を殺害した。
At least 7 suspected NPA rebels killed in Nueva Ecija military operation, Rappler, June 27, 2024.
◆2024年6月27日(木)
セブ市の地域事実審判裁判所(RTC)は、すでに死亡している活動家2人に対するテロ資金供与容疑を棄却した。
2人の活動家は、司法省が5月10日に同容疑で告訴したコミュニティ・エンパワーメント・アンド・リソース・ネットワーク(CERNET)関係者27人に含まれていた。セブ市のRTCは5月14日、同容疑について逮捕状を発行した。27人のうち24人は保釈金を支払った。
Cebu court junks terrorism financing charges against deceased activists,Rappler, June 27, 2024.
◆2024年7月2日(火)
7月1日、最高齢の政治囚ジェラルド・デラ・ペーニャ(85歳)が釈放された。12年2か月以上勾留されていた。
政治囚を支援するSELDA北カマリネス州支部の元議長だったデラ・ペーニャは、甥の殺人容疑で起訴され、2013年に有罪判決を受けた。デラ・ペーニャは否認し続け、無実を裏付ける証拠もあり、共産党軍事部門新人民軍(NPA)が責任を認めていた。
Oldest political prisoner released: A long fight towards freedom, Bulatlat, July 2, 2024.
◆2024年7月4日(木)
セブ市の町事実審査裁判所は、2020年にフィリピン大学セブ校(UPC)で開催された集会に参加した8人に対する刑事事件の却下を命じた。
8人は、2020年6月5日、1985年集会法違反と当局者に対する単純な抵抗と不服従の容疑で起訴された。
Court junks charges vs Cebu anti-terror law rally protesters, Rappler, July 4, 2024.
◆2024年7月5日(金)
オサミスの地域事実審判裁判所のグレース・ユロ判事は、7年前に銃器と爆発物の不法所持で逮捕・収監されたフィリピン独立教会の司教と国家民主戦線(NDF)平和コンサルタントに対する告発を棄却した。
Ozamiz court acquits IFI bishop, NDF consultant in 7-year-old gun, explosives case, Rappler, July 5, 2024.