◆2024年10月30日(水)
最高裁は、パンガシナンで拉致された活動家フランシス・「エコ」・ダングラⅢによる一時保護の申し立てを認めた。10月30日に公開された決議によると、国軍高官と警察官ら5人がダングラⅢへの接近を禁じられた。
一時保護とは別に、最高裁はダングラⅢのアンパロ令状と人身保護令状の申請も認めた。これらは法的救済措置で、アンパロ令状は接近禁止命令、人身保護令状は申請人に危害を及ぼす可能性のある情報の破棄を政府に強制するものである。
ダングラⅢは、2024年3月24日に活動家ホクセリア・ティオンとともに拉致された。
SC gives temporary protection to abducted Pangasinan environmental activist, Rappler, October 30, 2024.
◆2024年11月8日(金)
11月7日、被害者親族ロリタ・アブリルは、夫ロネルとロジャー・クロレスが9月26日に国軍第2歩兵大隊の兵士らに殺害された件について、独立した捜査をするよう国家人権委員会に要請した。
親族は、「ロネルとクロレスはフィリピン共産党軍事部門新人民軍兵士である」、「同日午前5時に遭遇戦が発生した」という国軍の主張を否定している。
Kin urge CHR to probe killing of 2 coconut farmers in Masbate, Bulatlat, November 8, 2024.
◆2024年11月9日(土)
イサベラ州アンガダナンの農民団体メンバーらが、国家警察や土地収奪者らからの激しい嫌がらせに直面している。
農民らは、50年以上居住し耕作してきた土地から追い出されようとしている。中には、すでに土地裁定証明書(CLOA)を受け取っている農民もいる。CLOAは、包括的農地改革計画に基づく農地分配の受益者に対して発行される証明書。
Facebook page of Kilusang Magbubukid ng Pilipinas – KMP, November 9, 2024.