【人権侵害タイムライン】
2023年9月26日~10月1日

【写真出典】Warning Signs: The Events Leading Up to Martial Law, Marcial Law Museum., Rights group decries increasing use of law on terrorism financing vs dev’t and humanitarian workers, KARAPATAN, September 28, 2023.

労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。


◆2023年9月25日(月)

2023年9 月24日未明、北マギンダナオ州で、先住民族テドゥライが武装集団に襲われ、300人以上が避難した。

今月初め、南マギンダナオ州でも同様の事件が発生し、テドゥライの300世帯以上が避難を余儀なくされている。

Gunmen force hundreds of Tedurays out of tribal lands, Philstar.com, September 25, 2023.


◆2023年9月27日(水)

教育省は、小学6年生の社会科教科書で使用されていた「マルコス独裁」という用語を「独裁」に変更するという新カリキュラムの方針は、歴史を修正しようとするものではないと主張した。

DepEd insists Marcos dictatorship not being erased from curriculum from new curriculum, Rappler, September 27, 2023.


◆2023年9月27日(水)

国家人権委員会(CHR)は、2023年9月21日に西ネグロス州カバンカラン市での戦闘で死亡したと国軍が発表したNPA6人の殺害について調査する予定。

CHR西ネグロス事務所のヴィンセント・パラは、衝突は待ち伏せだった、死者の一人は妊婦だったという報告を受けたという。また、彼らが使用したトライシクルの運転手ルビン・ガイタン(死亡)の家族は、彼は共産主義反乱軍ではないと述べた。

CHR probes killing of NPA rebels in Negros, The Philippine Star, September 27, 2023.


◆2023年9月29日(金)

環境活動家のジェド・タマノとジョニラ・カストロ、および、その弁護団が、最高裁にアンパロ(救済)令状を申請した。また、申立書は、国軍とNTF-ELCACが2人の強制失踪と不法拘束の責任を負うと宣言するよう求めている。

Green activists who defied NTF-ELCAC seek writ of amparo before SC, Philstar.com, September 29, 2023.


◆2023年9月29日(金)

首都圏警察署は、マラボン市警察のドラッグ捜査班のメンバーが捜査中に2人を殺害した件で刑事告訴されていることを明らかにした。

Anti-drug cop kills 2, wounds 1 in Malabon City, Rappler, September 29, 2023.

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