【人権侵害タイムライン】2025年5月6日~5月24日 

労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。

パラワン州ブグスクで5月15日に逮捕された先住民と非先住民のリーダーら10人は、36万ペソの保釈金を支払い5月17日に保釈された。第一回公判は5月26日。

だが、5月18日未明、同地域に40人以上の武装した私設警備員が追加配備され、いっそう緊張が高まっている。

Arrest of 10 indigenous peoples, community leaders in Palawan: unjust use of legal tactics, Bulatlat, May 16, 2025.
Deployment of 40 private guards increases tension in Palawan’s indigenous town, Bulatlat, May 19, 2025.


5月17日、パラワン州ブグスクで、コミュニティ・リーダーのオスカー・「オンド」・ペラヨ(64歳)が逮捕された。農民団体は、彼の逮捕は企業による土地や海の収奪に反対する住民を黙らせようとする試みだと述べた。

ペラヨの容疑は、2006年の違法漁容疑。ペラヨの息子もコミュニティ・リーだーで、脅迫の容疑がかけられている。

Another Palawan community leader slapped with 2006 illegal fishing charge, Bulatlat, May 22, 2025.


5月18日午後9時20分頃、ラ・ウニオン州トゥバオの自宅で、ニコール・カセス・タトコがPDEA(薬物取締庁)と名乗る人物に拉致された。

タトコは内務自治省(DILG)の元職員で、国家人権委員会(CHR)に勤務していた。

Daughter pleads for kidnapped father in La Union, Facebook page of Northern Dispatch, May 22, 2025.

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