労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。
◆2024年12月20日(金)
人権擁護団体タンゴル・ケソンによると、12月12日、ケソン州サン・ナルシコで、コプラの加工をしていたココナッツ畑の農民ロニロ・ビラヌエバとジェネロが、国軍第85歩兵大隊によって罪状不明のまま逮捕された。ビラヌエバは、逮捕される前に、膝と腹を撃たれた。
国軍は、NPAとの間で武力衝突が起こったと主張している。
Soldiers shoot, arrest 2 farmers in San Narciso, Quezon – rights group, Bulatlat, December 20, 2024.
◆2024年12月24日(火)
フィリピン国軍第4歩兵大隊の兵士らが、4日以上にわたり、先住民族マンギャン・イラヤのマリフェの遺体を父親が引き取ることを拒否した。
マリフェは、12月18日、東ミンドロ州ロハスで、国軍とフィリピン共産党軍事部門新人民軍(NPA)との戦闘において殺害された。
Soldiers prevent father of slain Mangyan to claim daughter’s remains, Bulatlat, December 24, 2024.