労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。
◆2023年12月11日(月)
12月11日の朝、「雇われの殺し屋」を名乗る男が、人権派弁護士フィオナ・ボジョスに対して電話で殺害予告をした。
‘Gun-for-hire’ threatens to kill Cebu human rights lawyer, Rappler, December 11, 2023.
◆2023年12月14日(木)
ケソン市検察庁は、左派連合バヤンのメンバーでアーティストのマキシモ・サンティアゴに対する告訴を棄却した。サンティアゴは、マルコス大統領の第2回施政方針演説に対する抗議活動中に同大統領の肖像画を燃やしたとして、告訴されていた。
Complaint vs Bayan artist for burning effigy at Sona protest dismissed, INQUIRER. NET, December 14, 2023.
◆2023年12月15日(金)
ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領に対するフランス・カストロ下院議員による最初の刑事告訴への決議は、来年1月までに発表されるだろうと、同議員が述べた。
Resolution on Duterte’s first criminal complaint will be released January 2024, Rappler, December 15, 2023.
◆2023年12月17日(日)
バタンガス州のバラヤンで、午前2時頃、フィリピン陸軍第59歩兵大隊とフィリピン海軍(PN)、フィリピン空軍(PAF)の合同部隊がNPAのメンバーと思われる武装した14人と遭遇戦になり6人を殺害し、国軍側も1人が死亡したと発表した。
6 NPA rebels, 1 soldier dead in Batangas clash, MANILA BULLETIN, December 17, 2023.
◆2023年12月18日(月)
バヤン・ムナ中央ビサヤ支部コーディネーター のジョン・ルイス3世と、ビサヤ人間開発機関(VIHDA)前事務局長のジョンジー・ルモルは、昨年2023年4月6日のネグロス島トボソ州サン・イシドロでの武力衝突に関与したとして、フィリピン国軍によってでっち上げの殺人未遂事件で起訴された。
ALERT: BAYAN MUNA REGIONAL COORDINATOR AND FORMER EXECUTIVE DIRECTOR OF LABOR NGO FACE TRUMPED-UP CHARGES OF FRUSTRATED HOMICIDE, Facebook page of ANINAW Productions, December 18, 2023.