労働団体や人権活動家、ジャーナリストらを標的とした殺害、拉致、逮捕・勾留などの事件を、7日から10日ごとにまとめて時系列でお知らせします。事件の詳細については、出典をご覧ください。
◆2023年11月28日(火)
フィリピン政府とフィリピン民族民主戦線(NDFP)は、新たな和平交渉を始めることで合意した。
PH gov’t, NDFP agree to restart peace talks, Rappler, November 28, 2023.
EXPLAINER: The new peace negotiations between PH gov’t and NDFP, Rappler, November 29, 2023.
◆2023年11月29日(水)
リサール州アンティポロ市の検察庁は、人権擁護活動家のケネス・レメンティラとジャスミン・ルビアに対する告訴を11月23日に発表された決議において棄却した。
‘How quickly the dominoes fall,’ terror charges vs. ST youth activists dismissed, Bulatlat, November 29, 2023.
◆2023年11月30日(木)
地方共産党の武装闘争を終わらせるための国家タスクフォース(NTF-ELCAC)スポークスパーソンは、政府がフィリピン民族民主戦線との交渉再開に合意したことについて非難した。
NTF-ELCAC spokesman in Visayas slams gov’t decision to resume talks with NDFP, Rappler, November 30, 2023.
◆2023年12月2日(土)
漁民グループPamalakayaは、バタンガス州の漁民組織のオーガナイザー失踪について調査するよう国家人権委員会に協力を求めた。
Pamalakaya seeks help of CHR to find missing fisherfolk organizer, MANILA BULLETIN, December 2, 2023.
◆2023年12月2日(土)
人権擁護活動家や支援者らはマルコス大統領に対し、3年前の12月2日にでっち上げの容疑で逮捕されたアマンダ・エハニスやその他の政治囚を解放するよう求めた。
Marcos urged to release peasant advocate after 3 years in jail, Philstar.com, December 2, 2023.
◆2023年12月3日(日)
左派団体は「権威主義の復活」に警告を発する一方、政府とフィリピン民族民主戦線(NDFP)との和平交渉再開を「警戒しつつ楽観的に」歓迎した。
Left warns vs. ‘return of authoritarianism’, attempted power grab, Manila Standard, December 3, 2023.
◆2023年12月3日(日)
南ラナオ州マラウィ市にある国立ミンダナオ大学の体育館で開かれていたカトリック・ミサの最中に、「爆弾テロ」が発生し、少なくとも4人が死亡、50人以上が負傷した。
ジルベルト・テオドロ・ジュニア国防長官は、このテロに 「外国分子」が関与している 「強い 」証拠があると述べた。
Strong indications of ‘foreign element’ in Marawi bomb attack — DND, Philstar.com, December 3, 2023.